人生ふわふわ系

やりたいことにまっすぐ。

超急性期Nsから施設で派遣Nsになって思うこと  *し についてです。苦手な方はスルーで

新卒では、急性期病院の重症部門で

生きるか死ぬかの患者さんをみてきました。

 

 

 

重症部門の患者さんは挿管していたり、鎮静をかけていたりで、しゃべれない人ばかり。

ほとんどの患者さんは、そこに居たことさえ覚えていないであろう場所で、私は働いていました。

…あんな苦しい思いをした場所なんて、記憶に残らない方がいいと思うんだけどね。

 

 

よくなる人もいますが、同じくらい悪くなる人もいます。

看取りも何人も、何十人もしました。

最期まで頑張って、苦しんで亡くなられた人もいます。

心臓が止まった状態でしかお会いしていない人もたくさんいます。

 

 

 

そんな状況に慣れてしまっていた

 

 

たしかに悲しいのだけれど、どこかで客観視している自分もいました。

そうすることで自分を保とうとしていたのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

今は

 

 

毎日同じ利用者さんに会って

言葉を交わして

時には笑いあって

その人を知って

 

日々を重ねていく

 

 

 

今の職場で看取りをしたのは数人です。

 

でも、どの人にもエピソードがあって

どの人も私の胸をぎゅーっと締め付けているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

言い方が変かもしれないですが、

 

 

そんな状況になっている自分が不思議です。

 

 

今までちゃんと自分の気持ちに対処できていたのに

 

どうしてだろう…

 

って。

 

 

でもそれが、人としての感情であるべきはずなのに

 

って。

 

 

 

 

 

 

 

どういうふうに気持ちを持っていくのが正解なのか、まだまだ分かりません。

というか、正解なんてないんだろうな、と思っています。

 

ただ

 

 

考え続けなきゃいけない

 

 

そんな気がしています。