トロントで最初にぶつかった壁。家詐欺の話。
トロント生活1ヶ月経ちまして…
人は優しいし、学校も英語で英語受けるって難しいけど楽しいし、週末はダウンタウンに出かけて遊んで、それなりに充実した楽しい生活を送っていました。
た。
が、
問題が起きました。
家詐欺に遭いました。
自分も実は、ネット詐欺にあったことがあるので最初は冷静でした。
一緒に家詐欺に遭った仲間もいたので、変に心強かったのです。
取り返す段取り考えて、英語の抗議文作ったり、法律見たり、各々の役割考えていざ、オーナーの元へ。
…ダメでした。
どんだけ口で説明してもあれよこれよと理由をつけてはスルー、大事なことはまた後で、話を聞けといえばもう出掛けないといけない時間だ、と。
途中、日本語で対応してくれる相談所の弁護士の方に電話で話をしてもらうも
相手は全くペースを崩さない。
オーナーの話の通じなさに弁護士さんも失笑する始末。
もうちょっと粘ってくれよ…
そうなってくると、仲間たちも戦意喪失しだして、みんなウンウンと話しを聞くだけ、、
…え、なんのために来た?
だいぶイライラしてきたので、拙い言葉攻撃に加えて、状況を写真で撮りまくる、わざとらしく録音をする等々したのですが
威嚇しすぎると危険なので真似しないでね笑
あまりにもあたしがオーナーに攻撃的に話をするせいか、ついにown businessと言われ蚊帳の外
結局支払った600ドルは返ってきませんでした。
弁護士さん曰く、この手の話でお金を返してもらうのは非常に厳しいらしいです。
振り返ってみて、気付けるポイントはいくつかあったのでまとめます。
- オーナーの英語が拙い
この手の詐欺をする人には、国外からの移住者が多いようです。安定した職にはつけない、騙して楽して稼ごうという人ですね。なのでよーく聞いていると所々不自然な英語を使っていたり、メールなどの文章だとわかりやすいんですがスペルがめちゃくちゃだったり文法もおかしかったりします。
渡加して1ヶ月の私は気づけませんでしたが、注意して聞いてみてください。
- 領収書や契約書を貰えない、または次回渡すと言われる
友人にも弁護士にも言われましたが、これ本当に重要。メモ書きでもなんでもいいので書面で支払ったことを証明するものを必ずgetしてください!これを渡そうとしない奴は詐欺だと思っていいです。
私は「次回ちゃんとした書面を作って渡すね〜」と言われて、何も考えずにオッケーしてしまいました。本当に過去の自分を殴りたい。必ずお金と引き換えにもらってください!
- お金を早く渡すよう急かされる
この家に住みます!と伝えるとdepositを渡すのが普通なのですが、この急かされ方が異常。
私は内見の当日、現金を持ち合わせていなかったので
「今日は持っていない、次回払う。」と伝えると、
「近くのATMでおろせるから一緒に行こう」ということでATMまで連れていかれお金を下ろすように指示されました。
1200ドルをデポジットとして払うように言われたのですが、1度に1200ドルおろせず、600ドルずつおろそうとしたところ、引き出し上限に引っ掛かり600ドルしかおろせなかったのです。この際、私が「ATMの上限でこれ以上おろせない」と説明してもあれやこれや指示されお金をおろさせようとされました。
しょうがなく「次回でいいわ」ということになったのですが、これ、異常すぎません?!バレる前にお金をゲットしておきたかったんでしょうね。今なら分かります…
ちなみに同じ内見で入居を決めた(一緒に騙されたんですけどね)子は現金一括で1200ドル払っていました。普通に危険なのでそんな大金持ち歩かないでください!!笑
- 部屋のわりに家賃が安い
部屋は郊外でしたが、コンドでプールやジムなどの設備付き。これくらいだと月1000ドル超えが普通です。が、月600ドルと異常に安かった。
これが決め手となって詐欺に気づくのですが、内見前にもわかることなので家探しの際は相場より異常に安くないか確認してみてください。
- 説明の辻褄が合わない
内見の際、あれっと思うことが何点かありました。
現在入居している貸し出し予定の部屋に、留学生がいる気配がない。
明日から改装と言う貸し出し予定の部屋にその気配がない。見させても貰えない。
ナニーで生計を立てていると言うオーナーが、豪華なコンドを借りられるのか疑問
工事の作業員だ、と言う軽装の男性がバルコニーで優雅にスマホをいじっている。笑
「なんでも質問して〜」と一見心広そうなことを言いますが、相手を油断させるためです。あれ?と思うことがあれば詐欺を疑ってください。
こんなの引っかかる方がおかしいじゃん〜☆
えぇ、今の私ならそう思います泣
ただこれは
海外で初家探し、英語での初契約
上記のことは当たり前ですが、すべて英語で起こっていることなんです。
ちょっとその状況を想像してみてください。
英語が全部聞き取れている自信もなければ、うまく英語で質問できているかも分からない。海外の部屋の貸出の仕組みや、生活の様式もわからない。
何もかもわからない初めてのことで、分からないことも分からないのです。
知らず知らずのうちに「そういうものか〜」と自分で納得してしまうのです。
ワーホリに来たはいいものの
住む場所がなかなか見つからず焦っている
海外の洒落たおうちにテンション上がっている
と言う人は本当に注意してください。
騙された私が言いますので!
ほんとに、被害者が増えないことを願うばかり。